岸岳城跡

↑岸岳遠景

↑岸岳城跡

北波多村の東端、相知町との境界をなし巍然してそびえる峻峰を"岸岳"といい松浦党の党領、波多氏17代(450年間)の盛衰を秘めた岸岳城跡です。鎌倉時代初期(本城は室町時代の中期頃)の築城と推定され、中世山城の遺構を残す貴重な城郭遺跡です。波多氏が滅びて400余年、荒城に立ってうたた往時を偲べば、中世以降、日本歴史にかくれもなく、その勇者をはせた松浦党の活躍が彷彿として脳裡にうかびます。そして数百年にもわたり西九州を風靡した波多氏の武勇と、あまりにもはかなかった滅亡の衰史が感慨ひとしお胸に迫るものがあります。


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