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2009年10月

このページは、色々な方にご協力いただいて、
唐津のおみやげ話をお伝えするページです。
バックナンバーもご覧頂ければ幸いです。


#1 御挨拶




馬頭琴コンサート


モンゴルでは互いに挨拶する時、どういう言葉をいうのでしょうか?
モンゴルの空はどんな深い青色でしょうね。
見渡す限りの草原を吹きわたる風は、どんな匂いがするのでしょうか?
風の中には、馬のいななき、ひずめの音、そして馬頭琴の響き?

少し古くなりますが、去る5月29日に洋々閣で馬頭琴とホーミーのコンサートがありました。
岡林立哉さんのライブで、主催は福岡の空閑貴彦さんという建築家です。定員50人のつもりが70名を超すお客様で、洋々閣の小さなホール(朝食食堂)がいっぱいになりました。

岡林さんの奥様は二人目のお子の出産が近く、岡林さんは上の子、みはるちゃんを連れての演奏会でした。みはるちゃんはパパの膝をはなれず、パパはみはるちゃんを抱いたまま馬頭琴を演奏したのですが、拍手が起こるたびにみはるちゃんの得意満面の笑みが、これまた見る人の心を和ませました。

子供の存在の為に、いわゆる普通のライブと違った雰囲気でしたが、まるで草原に丸く輪になって、老人も子供も牛も馬も豚も一緒に馬頭琴を聞き、ホーミーを歌っているような気分になったと、一人のお客様が言ってくださって、ああ、暖かい演奏会だったな、と胸をなでおろしたことでした。
生まれて初めて聞いたホーミーという不思議な歌は、いつまでも耳に残って、自分でもそんな音を出して見ようと喉をごろごろ言わせてみましたが、とても二つの音階を同時にだすなんて出来るわけがありません。高いほうの音は口笛に似てなくもないけどやっぱりちょっとちがって、のど笛なのでしょうね。唇を閉じずに発声しておられましたから。

では、写真をごらんいただき、モンゴルの草原に思いをはせてください。


岡林立哉さんとみはるちゃん
馬頭琴
三上真輝さんによるランタンは白い馬。
スーホの白い馬みたいでしょ。
七山のカフェ、ルーシーのオーナー本藤博之さんからお借りしました。
入口のランタンは私の手作り。といっても、絵柄はインターネットで見つけたもの。無断借用、ごめんなさい。
小さなポスターと会場案内。
草原食堂というのを一日だけオープンして庭の芝生でゴリヤシを食べて頂こうと張り切ってつくったのだけど、すごい悪天候で室内に変更しました。四苦八苦して研究して試食もしてがんばったニセのモンゴル料理をみなさん我慢して食べてくださって、ありがたかったなあ。乳茶は、牛乳がもっと薄くてもよかったって、岡林さんがおっしゃった。調べたレシピ通りにしたのだけど、たぶん、地域により、また貧富の差により、牛乳の量がちがうかも。
ダン茶がないので、ウーロン茶で作りました。結構飲めましたよ。塩気があっておいしい。
モンゴルそば茶は本物を見つけて取り寄せたから、おいしかったです。
ついでに三上さんのシマウマも飾りました。
存在感がすごいのよね。
目を奪われます。
岡林立哉さん。
主催者の空閑さんのあいさつ。このときスーホの白い馬はヒヒンと笑っていた。



いかがでししたか。
洋々閣ではたまにこういう珍しいコンサートを開きます。興味のあるかたはお問い合わせください。
ではまた来月おめにかかります。来月は唐津くんちがテーマです。


 
今月もこのページにお越しくださって
ありがとうございました。
また来月もお待ちしています。


洋々閣 女将
   大河内はるみ


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