#83
平成19年
2月

このページは、色々な方にご協力いただいて、
唐津のおみやげ話をお伝えするページです。
バックナンバーもご覧頂ければ幸いです。


#1 御挨拶

大河内朝陽  2歳で〜す。



いい湯だな、っはははん!
近郊立ち寄り温泉のご紹介  その1



 「なんで露天風呂がないのよッ! 折角来たのにッ!」、とお客様にえらく怒られたのは、何年か前のことです。
「すみません、うちは温泉じゃないものですから・・・・」
「なんで温泉ないのよ、どこだっていまどき温泉でしょうが!そのくらい、掘りなさいよ!」
「・・・・すみません」

 その頃からすると、温泉に対する考え方も厳しくなってきて、温泉の内容が取りざたされるようになりました。うちは掘っても塩水しか出ないのですから、はじめからあきらめて、近郊の立ち寄り温泉をご紹介しましょう。

 嬉野や武雄のような温泉場ではありませんから、渓谷に沿って湯治場が並んでお湯がボコボコと湧き出している、という感じではありませんので、そこはご了解くださいませね。唐津市内でも結構あちこち小さな温泉があります。

 今回近場の温泉へご案内するのは、洋々閣5代目であり、現在当館支配人の大河内正康一家です。デジカメ片手にタオルを頭に乗せて温泉に入ってきてくれましたから、どうぞお楽しみください。





七山 鳴神温泉 ななのゆ
佐賀県唐津市七山滝川1150番地
TEL0955-70-7070
温泉に入りに行く前に今夜ののワインのお供を仕入れに手作りハム工房「燻や」へ。七山の新鮮な空気、涼やかな風、清らかな水、そして最高の素材で作られたここのハム、ソーセージはお薦め。ななのゆに行く途中にあります。
今夜の晩餐の買い物も済み、いよいよななのゆに到着。
場所は当館より福岡方面へ車で10分、二丈浜玉バイパスの手前の信号を右へ(ステーキハウス蜂の赤い看板が目印)曲がり、323号線を七山方面に向います。323号線を10分くらい走ると七山の特産販売施設「鳴神の庄」があります。そこから少し進むと「ななのゆ右へ」の看板が出ています。洋々閣からは20分ぐらいです。もう少し先に進むと、観音の滝、樫原湿原などもある大自然に囲まれた温泉施設です。
泉質はアルカリ単純温泉(PH10.1)で、効能は神経痛、関節痛、慢性消化器病、疲労回復等。大浴場が男女各1、家族風呂が3ヶ所あります。それぞれの大浴場には露天風呂、サウナがあります。サウナは男湯がドライ、女湯がミストです。ちなみに私は体を濡らす前にサウナに直行します。サウナ12分、水風呂、休憩、サウナ10分、水風呂、休憩、サウナ8分、水風呂、休憩、その後、お風呂、これが私がもっとも満喫できる入浴方法です。お試しあれ。
施設自体がまだ新しく、浴場は清潔です。人気が高いので、平日でもお客さんは多く、土日ともなると、かなり混み合います。サウナは大人が8人も入るといっぱいになります。人が多かった中、真っ裸でカメラ片手にうろうろしていると、かなり冷ややかな視線を感じ、あまり浴槽内の写真を撮れませんでした。
露天風呂は緑に囲まれ、開放感があり、癒されます。洗い場は中にもありますが、露天風呂にもあるので、ゆっくり使うことが出来ます。
お風呂あがりにはマッサージが出来ます。それほど込み合いませんが、お風呂に入る前に予約していかれた方がスムーズに受けれます。
食事処もあります。結構スペースがありますが、土、日は相当混み合います。家族でのんびりされたい方は貸切和室(4室、1,500円/2時間)をご利用ください。
料理は好きなおかずを選んで、最後に清算するシステムです。貸和室をご利用の方は前もって予約すれば、会席、鍋物、弁当、鉢盛などもあるそうです。
七山のお茶や柚子こしょうなど特産物の販売所が設けられています。先ほど私が購入した「燻や」のソーセージもあります。
山に囲まれマイナスイオンたっぷりのななのゆ。料金は大浴場大人500円小人300円家族風呂1時間1,000円です。





玄海町 海上温泉パレア
佐賀県東松浦郡玄海町大字石田1369-3
TEL0955-52-2411


ななのゆが山に囲まれた温泉施設であるのと対照的に海に面した温泉施設が玄海町にある海上温泉「パレア」。半分以上が海の上に建っています。当館からは車で30〜40分かかります。玄海エネルギーパークの近くです。近郊には名護屋城博物館、七ツ釜、呼子などがあります。
施設は充実しており、大浴場、露天風呂、家族風呂、シーデッキ、レストラン、個室休憩室、和室研修室、涼みデッキ、展望ホール、屋上展望デッキ等があり、ほとんどがシーフロントになっています。
大浴場には桧角の湯と円形の湯があり、桧角の湯には乾式サウナ、円形の湯にはミストサウナがあります。日によって、男風呂、女風呂になるそうです。大浴場に露天風呂、薬湯、寝湯などもあります。入浴料は大人500円小人300円。
単純温泉で、効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復、健康増進、慢性消化器病等です。右は大浴場の露天風呂です。
露天風呂からは海が一望でき、漁をしている人や海鳥がみれます。今回は昼頃行きましたが、仮屋湾に沈む夕日を眺めながら入る露天風呂が格別ととなりのおじさんが教えてくれました。
遠くには風力発電の風車(?)も見えます。
シーデッキからの眺めも最高ですが、さすがに冬は誰もいませんでした。
大浴場を出てすぐにうどんなどの軽食コーナーがあります。(肉うどん400円、ホットコーヒー250円など)
温泉施設にかかせないマッサージコーナーもあります。
トレーニング施設があり、1回300円で利用できます。
となりの棟にはきちんとした食事処があり、海上温泉施設だけあって、海の幸が充実してます。
ミニ雲丹丼とうどんのセット。
1,260円。
週替りランチ980円。
鯛の塩焼き、鶏の唐揚げ、烏賊刺し、烏賊の塩辛、茶碗蒸しなど品数は結構あります。
なんと温水プールまでありました。運動プールと歩行プールがあります。大人500円、小人300円です。
烏賊の塩辛などのおみやげコーナー。

妻と息子と3人でゆっくり過ごせた冬の一日でした。
母(女将)に行けといわれて取材に行ったのですが、こんな取材なら何度でもOKです。できたら女湯も取材したいけどな〜。イエ、これは独り言です。





 いかがでしたか。湯加減は。近郊立ち寄り温泉のご案内は、またいずれ続きを書いてもらうつもりです。お楽しみに。
 では、私は、温泉に行ってきま〜す。ご一緒にいかが?





今月もこのページにお越しくださって
ありがとうございました。
また来月もお待ちしています。


洋々閣 女将
   大河内はるみ


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